【共通テスト】普段から色々な文を読もう!

受験生活アドバイス

共通テストはどう対策する?どんな勉強方法をとる?

毎年9月末日~10月2週目までは、センター試験の願書出願時期となります。
出願をすることで受験生はいよいよ実感がより強いものになっているのではないでしょうか。

2年生も1年後には同じ状況になります。

今まで放っておいた苦手単元をさかのぼるなど、基礎を固めることができるのは残り約8か月(高3の夏まで)
国公立大を希望するのであれば1ヶ月1科目ペースで1~2年生の基礎を固めていく必要があります。

その基礎固めをやりつつ、共通テストから加わる新種の問題にも対応していかなくてはいけません。

 

読解力を身につけるには

 

英語の外部検定の対策も大事ですが、国語と数学の読解力向上は日頃からトレーニングをしていかなくては身につかない能力です。

読解力とはただ文章を読むだけの力ではなく、その文章から・その文章には書いていない裏の意味や作者の思惑を感じ取れるかどうか、という力です。

実際に読解力を試される問題がどのようなものなのかは、共通テストのモデル問題にチャレンジしてみればわかります。
以下は国語の記述式のモデル問題です。まずは実際に考えてみてください

 

問題例

転勤の多い会社に勤めているサユリさんは、通勤用に自動車を所有しており、自宅近くに駐車場を借りている。
以下は、その駐車場の管理会社である原パークとサユリさんが締結した契約書の一部である。
これを読んで、あとの問いに答えよ。

(引用:大学入試センター公開のモデル問題より)

 

駐車場使用契約書
貸主原パーク(以下、「甲」という。)と借主○○サユリ(以下、「乙」という。)は、次のとおり駐車場の使用契約を締結する。

第1条 合意内容
甲は、乙に対し、甲が所有する下記駐車場を自動車1台の保管場所として使用する目的で賃貸する。
(駐車場の表示)
住所 東京都新川市新川朝日町2丁目3番地
名称 原パーキング第1
駐車位置番号 11 番

第2条 期間
乙の使用する期間は、平成28 年4月1日から平成29 年3月31 日の一年間とする。契約期間満了までに甲、乙いずれか一方から何等の申し入れがない時は、さらに一年間の契約が自動的に更新されるものとする。

第3条 駐車料金
乙は、以下のとおり駐車料金を支払うものとする。
敷金(※注)  金20,000 円
月額駐車料金 金21,600 円(税込)
支払期日 毎月末日までに翌月分を支払うものとする
支払方法 甲指定の銀行口座への振込

第4条 駐車料金の改定
甲は、この契約期間中、物価の変動、経費の増加、近隣駐車料金その他の経済情勢の変動により、月額駐車料金が不相当と認められるときは、これを改定できるものとする。

第5条 乙の注意義務
乙は、駐車場の使用にあたって、次のことをしてはならない。
(1) この契約により取得した権利を他に譲渡又は転貸すること。
(2) 他の駐車場使用者の迷惑となること。
(3) 爆発物や危険物等、法律で禁止されているものを持ち込むこと。
(4) 甲が定める駐車場の管理規則に違反すること。

第6条 解約事由
乙に次のことがあった場合には、甲は何らの催促を要せず、この契約を直ちに解除でき
るものとする。
(1) 駐車料金の納期期限後、1か月を超過しても支払いがないとき。なお、その場合は、
超過した1か月分についても駐車料金が発生するものとする。
(2) 前条に定める注意義務事項に違反したとき。

第7条 途中解約
契約期間中であっても、乙は甲に対して解約日の1か月前までに、甲は乙に対して6か月前までに書面により予告することによって、本契約を解約することができる。ただし、乙はこの予告なしに本契約を解約するときは、1か月相当額の駐車料を支払うものとする。

第8条 返還義務
乙は、この契約を終了又は解約したときは、解約日の翌日から甲に駐車場を明け渡さなければならない。

(※注)敷金・・・土地の賃貸借に際して、賃料の支払いやその他の契約上の債務を担保するために、借主から貸主に交付される金銭のこと。

問1
駐車場使用契約を行った3か月後のある日、サユリさんのもとに、原パークの担当者から電話があった。
「もしもし、原パークですが、サユリさんですか? いつもご利用ありがとうございます。現在、サユリさんには駐車場料金を毎月21,600円払っていただいておりますが、このたび24,840円に値上げすることを決定いたしました。来月分より新料金でのお振り込みをよろしくお願いいたします。」
サユリさんは、この突然の値上げに納得がいかないので、原パークに対して今回の値上げに関する質問をしたい。契約書に沿って、どの条文の、どのような点について質問したらよいと考えられるか。解答の文末が「~について質問する。」となるようにして、40字以内で述べよ(句読点を含む)。

 

どうでしょうか?

このような問題が『国語』として出題されます。
読むのにどのくらい時間がかかりましたか?理解するのにどのくらい時間がかかりましたか?

ちなみに正答例は、

第4条において,現在の駐車料金が不相当と認められる理由について質問する。(36字)

となります。
大人でも読むのに一苦労する契約書です。普段目にする機会がほとんどない高校生であればなおさら難しく感じます。
人によっては読む前から諦めてしまうかもしれません。

文章を素早く読んで内容を理解する力が、今後どれだけ大切になるかを理解してもらえたかと思います。

 

日頃から色々な文章を読もう

 

昔ながらの大学受験対策としては、「新聞を読もう」「新聞の社説を読もう」「太宰治の○○を読もう」など、本と新聞が中心でした。

これからは、さらに読んだ方が良い文章が広がります。日常生活にある文章のほとんどがトレーニングの材料になります。

高校生でもよく目にする文章と言えば、アプリや会員サービスなどの『利用規約』でしょうか。県や市が発行する広報誌や家電の取り扱い説明書なども作問に使えなくありません。

全ての問題が上記のようなものになるわけではありませんが、通常の小説や評論文などもさらに読解力が問われ始めるでしょう。

今のうちから色々な文章に目を通し、長文を短い時間で正確に理解する読解力を身につける訓練をしていきましょう。

 

 

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