【生物】遺伝の学習ポイントはこれ!

東北大医学生が教える勉強法!

生物選択ならば誰しもが通る難関が、遺伝に関する問題です。センター試験にも二次試験にも、必ずと言っていいほど出題されます。そんな遺伝について勉強する上で、気をつけなくてはいけないことや大切なことは一体なんでしょうか?

遺伝は、大きく二つのテーマに分けられます。一つは“複製”、もう一つは“発現”です。基本的なことではありますが、この二つをしっかり頭の中で整理することが遺伝対策の最善手です。以下では、遺伝子の複製と発現について簡単に要点をまとめてみます。

まずは複製について。遺伝子が複製されるということは、二本鎖DNAの量が2倍になるということです。注意しなくてはいけないのは、ゲノムは2倍にならない点です。もともとあったDNAと全く同じものが作られるだけであり、細胞分裂が起きるまで2倍になったDNAは分離しないため、複製前も複製後も(ヒトの場合)2n=46は変化しません。
DNAを複製することの意味は、新たな細胞を作ることにあります。元からある細胞と同様の細胞を新たに作るには、細胞の設計図であるDNAを全く同じ状態で新しく作る必要があります。複製して増えた分のDNAを用い、新たな細胞を作る(細胞分裂をする)と考えましょう。

一方で、遺伝子の発現は細胞分裂とは(高校生物の範囲で)あまり関係ありません。遺伝子の発現は、タンパク質の合成を意味します。発現は転写と翻訳の2ステップでなされる点も重要なポイントですね。エンハンサーやプロモーターなど、発現調節に関わる名称はしっかり整理しておきましょう。

発現”と“複製”をしっかり区別して、難関の遺伝を突破しよう!

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