2022年度から変わる高校の学習内容

受験生活アドバイス

2019年度の高校2年生が受験をする年から変わる大学受験。
センター試験から新たに「共通テスト」として出題内容の変更がなされていきます。

初年度の受験生たちは、まさに前例のない大変な学年になることは目に見えてわかりますが、2019年度の中学1年生も同じくらい大変な学年になることが予想されます。

 

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新しくなる大学入試には「新学習指導要領」、つまり学習内容・教科書の改訂が関わってきます。
2019年に中学1年生になった方が高校1年生になる時から実施される改訂です。

どんな風に変わるのかを少し見ていきましょう!

 

改訂の目的と概要

 

まずは簡単に改訂の目的と背景についてです。

情報や技術の発展スピード、情報化やグローバル化などの変化が予想以上に早い近年。
そんな激動の社会に子どもたちが順応していけるような、本当に「生きる力」が付くようになることを目的として学習内容やカリキュラムを改定していきます。

 

改訂の三本柱

①『何ができるようになるか』・・・実社会で活かせる知識や技術、とっさの対応力を育成していきます
②『どのように学ぶか』・・・主体的、対話的に学ぶアクティブラーニングに注目していきます
③『何を学ぶか』・・・新時代に必要となる能力を育成する科目の新設や目標の見直しをしていきます

 

 

高校の学習内容はどう変わる?

 

高校生や保護者の方からすると改訂背景よりも受験などに関わってくる内容の方が気になるかと思います。
ここでは各教科の主なポイントだけピックアップしていきます!

 

■英語
先輩たちや保護者世代では「リスニング」と「読み書き」が中心でしたが、それに加えて「話す」がさらに濃くなり、いわゆる「英語4技能」が本格化。新たに「論理・表現(Ⅰ~Ⅲ)」という科目が加わり、外国語を使った発信力(書き出す、スピーチ、プレゼンテーションなど)を高める学習をします。
入試問題もこの傾向に沿うことが予想できます。英文を読んで自分の考えを英語で話したり、英文を耳で聴いて自分の考えを英文で書き出したりなど、4技能を複合的に扱うことが考えられます。

 

■数学
全体的に学ぶ内容に大きな変化はないようです。数年前に姿を消した「数学C」が復活し、数学Ⅲと数学Bの一部の内容を数学Cに移すことになります。数学Cは理系の生徒が選択することになるかと思うので、理系の生徒にとっては学習内容が少し増えて大変になりそうです。
すでに共通テストのプレテストでもあるように、表現力や思考力が問われる問題もより濃くなりそうです。「実社会に役立つ数学」をテーマに授業の仕方も変わっていきそうです。

 

■国語
現代文においては「実社会で必要となる国語能力」の育成をはかるようになります。共通テストの例題のように、契約書や広報誌の文章、説明書、法令文章など、実用的な文章の題材や図や表に対する解答を求める問題を扱うようになります。それに対する解答の仕方も実用的な力を付ける訓練になりそうです。また、日本の言語文化を深く学ぶようなカリキュラムもあります(「言語文化」という科目)
古典においては「古典探究」という新たな科目に統合されます。言語文化と同じく、より深く日本の言語文化を学んでいく。論理的に考えて発信することにも重視しています。

 

■理科
目立って大きな変化はありません。今と同じように基礎科目と専門科目があります(「物理」と「物理基礎」など)

 

■地歴公民(社会)
地歴分野においては、現行のAとB(日本史A・日本史Bなど)が無くなり、「総合」と「探究」の2つに分類されます。「地理総合」と「歴史総合」が必修科目として新たに登場。「地理探究」「日本史探求」「世界史探究」が選択履修となります。全員が地歴をひとまず学ぶようになりそうです。
公民分野でも科目の構成が少しだけ変わります。「現代社会」が無くなり、必修科目として「公共」が登場します。

 

■理数(新設教科)
新たな共通教科として新設されます。科目は「理数探究」「理数探究基礎」の2科目。
具体的な学習内容ですが、自然現象や科学技術、社会的な事象、自然環境などのあらゆる分野を数学と理科の考え方や手法を混ぜ合わせて探求していく科目になります。
仮説を立て、実験・観察・調査をし、結果や結論を報告書にまとめて発表するなど、まるで大学のような学習をしていきます。大学入試においては2024年度の本格実施から「理数」に対応する科目を出題するとされており、今後の動きに注目したいところです。

 

 

 

知ったその日から準備を

 

今回の改訂では

・外国語(英語)への教育強化
・理数系への教育強化
・思考力と表現力の教育強化
・実社会で役立つ力の教育

これらが目立つ改訂内容になります。

今までのように広く浅い知識だけを暗記して機械的に解答していく勉強や入試から大きく変わります。特に「物事を深く考える力」と「自分の考えをうまく表現する力」は、日ごろの訓練の積み重ねです。大げさではなく学校教育のみならず家庭内での教育も大きく関わってきます。

勉強だけでなく読書や部活など色々な経験を積んでいきましょう!

 

 

 

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